「こま撮りえいが こまねこ」  2006年  日本

監督;合田経郎
出演;こまちゃん,ラジボー,いぬ子,こまちゃんのおじいさん(職業;映画監督)
2008年7月?日  DVD  自宅ごろ寝シアター

dvd (はじめに) この画面では、こまちゃん動画を設置しています。IEをお使いの方で、上の方にセキュリティ保護のバーがでる方は、バーをクリックして「ブロックされているコンテンツを許可」していただくと、こまちゃんが画面上で元気いっぱいに走り回ります。

こまどりアニメ。こまちゃんは、ねこの女の子。おじいさんと山の上のお家に暮らしている。日々、お人形をつくったり、8ミリカメラでこまどり映画をつくったり。ものづくりが大好き。機械いじりが好きなラジボーや、内気な犬の女の子のいぬ子ちゃんとおともだち。「こまねこ はじめのいっぽ」、「カメラの練習」、「こまとラジボー」、「ラジボーのたたかい」、「ほんとうのともだち」の5作品で構成。
監督の合田経郎はNHKのどーもくんのキャラクターデザイナー。数年前、合田監督がNHKの番組「トップランナー」に出演した時、そこで制作中だった「こまねこ はじめのいっぽ」が紹介され、こまちゃんに瞬殺されてしまった。。。こまちゃん、かわいすぎるよー。
人形は表情が劇的に変えられないのだけれど、まばたき、眉の動き、汗、首を傾げたりするだけで、たちまちキャラクターに命が吹き込まれていく。セリフも「にゃにゃにゃー」だけ。しかし、こうした表情や、可愛らしい動きと組み合わさると、言葉以上のものを語りかけてくる。映像にもこだわりが感じられ、特に、こまちゃんが雪男のお腹にしがみついるところを、雪男からの目線で撮影するなど、人形アニメでしかできないアングル、カットが面白い。こまちゃんのお家にある生活道具なども、一つ一つ手にとって見たいぐらい、レトロで可愛くてリアルで、こういう細部へのこだわりも好きだな。
そして、何と言ってもストーリーが良い。こまちゃんを通して、モノを作る苦労、楽しさ、作ったモノへの愛情が伝わってくる。合田監督のモノづくりへの思いそのまんまなんだろうなと思う。私にもちょっと経験があるから、こまちゃんがコマ撮り映画を撮影する時の踏んだり蹴ったりの苦労がものすごくよく分かる(笑)。
2009年11月に、こまちゃん最新作「迷子になったクリスマスプレゼント」が公開。こまちゃんに会いたい人は、公式HPへにゃにゃにゃー!。

Cinema Diary Top